TBS「この差って何ですか?」で、私が所蔵している壬申戸籍が使われました!
- 2018.04.14 Saturday
- 18:22
2018年4月10日(火)放送のTBS「この差って何ですか?」の番組の中で、私が所蔵している壬申戸籍が使われました。
『人を数える時に使う「人」と「名」の差について』の疑問でのこと。
回答は『個人を特定できない場合は「人」、個人を特定できる場合は「名」を使う』とのこと。
個人を特定できない場合「人」の例
携帯ショップの待ち人数は、順番待ちの段階ではどんな人が待っているのか個人を特定できないので「8人」。
ライブの観客数は一人ひとりの名前を確認したりできないから「7,000人」。
ドラマのエキストラ募集人数はどんな人が集まるのか募集の時点では個人を特定できないから「1,000人」
などと「人」を使う、と。
個人を特定できる場合「名」の例
飲食店の順番待ちの人数は、店員がお客の顔を見たり待機リストで名前を確認したりして個人を特定できるので「2名」。
ライブの出演者は一人ひとり名前がわかっていて個人を特定できるから「46名」。
TBS社員数は誰が社員なのか個人を特定できるから「1,072名」
などと「名」を使う、と。
もともと日本ではすべて「人」で数えており、「名」が使われ始めたのは明治時代とのことです。
(確かに、私がこれまでに見た江戸時代の古文書はすべて「人」でした)
明治15年に定められた”陸軍報告例”には、人数はすべて「名」で書くように示されていて、軍隊で使い始められたのではないかと、番組では言っていました。
明治5年、明治政府は国民一人ひとりの名前・年齢・住所を把握するため戸籍を作りました。
個人を把握して“徴税・徴兵・教育”を行うのが目的です。
この時作られた戸籍が『壬申戸籍』ですが、この説明の時に、私の『壬申戸籍』が表示されました(以下)。
ちなみに、私も「何人」と「何名」の差は知らずに使っていました。。
勉強になりました!
私のホームページで壬申戸籍を紹介しています → 家系図作成・先祖調査請負人