家系図作成 名字の90パーセントは地名と重なります
- 2012.08.29 Wednesday
- 23:58
名字はいろいろな“いわれ”はありますが、そのほとんどは地名からついたものです。
日本の名字の数は29万種を超えています。
そして、この名字の90%が地名に重なります。
・地名から発祥した名字は全体の70%
・名字にちなんで付けられた地名が20%
これが「名字は地名から作られる」という所以です。
中世の武士の多くは、自分が支配する「名(みょう)」とよばれる領地の地名を名字にしていました。
つまり「名字」とは「領地の地名」といった意味になります。
では「字(あざな)」とは?
「字(あざな)」とは、実名以外に、成人男子が人との応対の際に名のった名です。
これは「通称」と呼ばれています。
平安時代末に武士のあいだで生まれた「通称」が名字になった、とも言われています。
そしてこの「字」も、居住する地や所領の地名や国司として任命された国名が用いられました。
これらを整理すると、『名字は地名と深く係わっている』と言えるのです。
多くの方の名字は、日本のどこかの地名と合致するのが分かると思います。
ご先祖さまに関心がある方は、家系図作成・先祖調査請負人のホームページをご参照ください。