DVは犯罪です

  • 2008.09.10 Wednesday
  • 00:00

DVはまぎれなく「犯罪行為」です。

「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV防止法)
の前文では『配偶者からの暴力は、犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害である』と謳われています。

「DVが犯罪」だと規定されているのは、DV防止法第29条の「保護命令違反罪」ですが、弱い規定だと言わざるを得ません。
※DV防止法第29
保護命令に違反した者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する

そのため、
基本的に刑法で定められた犯罪によって処罰されます。
 

では、DV行為は、刑法のどの犯罪に該当するのでしょうか。

以下に例を挙げて、罰せられる可能性がある条文を挙げてみます。

殴る蹴るなどの暴力を振るう、室内で包丁などを振り回す
  暴行罪(刑法第208条)
   2年以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料

被害者に怪我を負わせた、コトバの暴力などで被害者を追い詰めPTSDなどの精神的傷害を負わせた
  傷害罪(同第204条)
   15年以下の懲役又は50万円以下の罰金

怪我が重大で被害者が死に至った
  傷害致死罪(同第205条)
   3年以上の有期懲役

最初から殺すつもり、死んでも構わないと思っていた
  殺人罪(同第199条)
   死刑又は無期若しくは5年以上の懲役

「殺してやる」「身内に危害を与えてやる」などと脅した
  脅迫罪(同第222条)
   2年以下の懲役又は30万円以下の罰金

家の中に閉じ込めて外に出さない
  監禁罪(刑法第220条)
   3月以上7年以下の懲役

暴行脅迫による無理やりの性交渉
  強姦罪(同第177条)
   3年以上の有期懲役

暴行強迫で性交渉に至らなかったとしても
  強制わいせつ罪(刑法第176条)
   6月以上10年以下の懲役

被害者への接近禁止の保護命令に違反して近寄った
  保護命令違反罪(上述)とともに、
   住居侵入罪(刑法第130条)
   3年以下の懲役又は10万円以下の罰金

かつて警察はDVへの介入に慎重な姿勢をとっていました。


しかし、平成111216日に「女性・子どもを守る施策実施要綱」が出されてからは、検挙件数は大幅に増えています。
被害者の意思が明確な場合には、警察も加害者の検挙に積極的になってきました。

加害者の暴力の矛先は、被害者以外(例えば同居する親など)に及ぶこともあります。
加害者の処罰に、被害者に対するのと同様、刑法上の犯罪が成立することは言うまでもありません。

またストーカー規制法により対処するケースもあります。

私も、関係機関とも連携して、私なりに被害者の支援をしていきたい、と思っています。
 

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行政書士萩本勝紀

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