ペット裁判 手術中に飼犬死亡、動物病院が勝訴した判決

  • 2013.11.03 Sunday
  • 00:35

 
動物病院での手術中に飼犬が死亡したというペット裁判で、動物病院が勝訴した判例を一つご紹介します。

この裁判は、原告は動物病院で、被告は飼い主です。


原告である動物病院側が、「死亡したことには何ら義務違反はない」とする確認を求め、治療費の5万1000円の請求を求めた裁判です。


ペット裁判で多いケースの、死亡し納得がいかない飼い主が動物病院を訴えた、というものとは逆の原被告です。


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平成3年11月28日判決(東京地方裁判所) 平成2年(ワ)第12875号


事実

動物病院(原告)で、フィラリアに羅患している犬(シェパード)の成虫除去手術中に心臓の鼓動が弱まり、急きょ閉胸することにしたが、その措置中に犬フィラリア症と先天的心室拡張に伴う心停止で死亡した


判決

1.原告(動物病院)は「何らの損害賠償債務は負わない」ことを確認する
2.被告(飼い主)は治療費5万1000円と利息を支払え
3.裁判費用は被告の負担とする


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判決の理由を要約すると


仝ぅ侫ラリアは通常愛犬家が予防している病気である
∋瑤ぜ腓何の予防も取らないで究極の症状になるまでほってあるのは管理の誤りである
獣医のとった除去手術は教科書に載っているとおりの措置である
ぁ叛菘慧”心室拡張のため生じた循環機能不全による死亡は、手術前に予見することは不可能であった


ということです。


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以上が内容ですが、

この被告(飼い主)…

ある日、黒いスーツを着た男数名を引き連れて動物病院に押しかけ、
「あの犬は、稲川会の会長から預かっていたものだ。どうしてくれる?」
「誠意を見せろ。」
「いつかお前が危害を加えられることだってあるかもしれないぞ。」
などと大声で威嚇した事実があったようです。

飼い主(被告)が取ったこのような行動は当然に裁判官の心証を悪くしたと言えます。


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※フィラリアとは、

蚊が媒介する(蚊にうつされる)綱糸状虫(しじょうちゅう)目に属するの寄生虫で、心臓や肺動脈に寄生する。フィラリアの寄生により心臓・肺はもちろんのこと肝臓・腎臓などにさまざまな異常をきたすようになる。

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行政書士萩本勝紀

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