離婚の慰謝料平均額は?

  • 2013.07.10 Wednesday
  • 00:26


離婚の慰謝料について、まず言えることはケースバイケースであるということです。


当事者同士で話し合って折り合いがつくなら金額の多寡は問題ありません。

しかし争いで離婚することも多々あります。

争いがあれば「裁判で決着を。」という手続きに進むわけです。


裁判官は、裁判を通して、“その裁判官自身”の自由裁量によって、公平の観念に従い、諸般の事情をしん酌して慰謝料を算定します。


ここで言う「諸般の事情をしん酌する」とは、


1 苦痛の大きさ・深さ

2 財産状態
3 生活状態
4 職業・社会的地位
5 年齢
6 結婚期間
7 過失、加害者の故意・過失・動機


を裁判官の裁量から算定する、ということです。


また、被害者側(例えば妻側)だけでなく、加害者側(例えば夫側)の事情もしん酌して算定がなされます。


ケースバイケースといっても、統計結果から慰謝料の平均額はあります。


ではどれくらいなのでしょうか。


少し古い資料になりますが、平成10年の裁判所における統計年報があります。
その後、統計結果の発表はありませんが、実務的にその傾向はさほど変わっていないため、平成10年の統計数値は概ね参考になるものです。


平成10年度 慰謝料の平均額 3802000


バブルの余韻も残る平成3年度は、4357000円 と高い数値となりましたが、その後は不景気の波紋もあり減額傾向にあります。


慰謝料の全体平均額は おおむね400万円くらい と言えるでしょう。


なお、慰謝料を婚姻期間の年数別にまとめる(千円単位四捨五入)と次のとおりです。


1
年未満        141万円
1
年以上5年未満     200万円
5
年以上10年未満   304万円
10
年以上15年未満   438万円
15
年以上20年未満   535万円
20
年以上       699万円


婚姻期間が長ければ長いほど慰謝料も大きくなります。


以上のことから、結婚10年程度の平均的生活レベルの夫婦であれば、300400万円で話し合いを始めていくのが平均的と言えるでしょう。


もちろん、慰謝料が高くても低くても、二人で折り合いがつくなら平均額などは気にする必要もありません。


現にゼロ円もあれば数億円もありますから。


コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>

行政書士萩本勝紀

profilephoto

コメント入力について

コメント入力は承認制にしました。内容によっては公開いたしません。お問合せある方は、当所宛にご住所・お名前を記入してメールをご送信ください。info@hagimoto-office.comまで

selected entries

categories

archives

recent comment

  • 「新聞集成 明治編年史 全15冊」買いました!
    nanaco (05/08)
  • 「新聞集成 明治編年史 全15冊」買いました!
    萩本勝紀 (04/30)
  • 「新聞集成 明治編年史 全15冊」買いました!
    nanaco (04/20)
  • 事実婚のメリット、デメリット
    萩本 (07/12)
  • 事実婚のメリット、デメリット
    MORIKANA (07/12)
  • 私の先祖調査は、NHKのファミリーヒストリーとも似通っていますが、異なる点があります
    萩本 (10/18)

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM