内部統制 を簡単にいうと
- 2010.04.03 Saturday
- 13:31
“内部統制”というコトバをよく聞くようになりました
ボクは IPO・内部統制実務士 という専門資格を持っていますが、どうも 内部統制 と聞くと、昔から肩が凝るような印象を受けます
内部統制は、英語では Internal Control といいます
Internal は 内部 という意味ですね
Control は 管理 や 調節・統制すること の意味ですが
Controlとは、 Contrast + roll からできた言葉です
つまり
二つを対照して(対比して) ← Contrast
巻紙(巻いて作ったもの。巻いてあるもの) ← roll
に記録すること
を意味しています
そう考えると、分かりやすいですね
つまり
業務の作業方法や手順・手続が、決められた方法や手順・手続と合っているかを対比してチェックして記録すること
これが Internal Control、つまり 内部統制 です
少し専門的に言うと、
法令を守りながら
効率的に事業を行うためのルールや手続きを設けて
正しく機能させているかを
企業(経営者)自身が整備し ← 内部統制の整備
その有効性を自己評価し ← 内部統制の評価/報告
その評価を第三者の監査人が評価・監査する ← 内部統制の監査
・・・そうすることで その正当性を証明する仕組み をいいます
内部統制の目的は
会社の経営資源を有効に機能させること
規則違反や財務諸表の虚偽記載(粉飾決算)を防止すること
なのです
会社法 や 金融商品取引法(日本版SOX法)で、内部統制が要請される対象企業は決められていますが、徐々に中堅・中小企業にも影響を与えていく方向にあります
当然ながら、中小企業で内部統制にかけられる資源は、大企業のようにはいきません
最小の資源で
何ができるか
何をやるか
どこまできるか
どこまでやるか
それは個々の企業で異なります
あなたの働いている先はどのような状況でしょうか